幸運を引き寄せる会話の力
会話力とは魅力ある会話ができるスキルのこと
魅力ある会話とは、「相手が心地よくなる会話」のことです。心地よい会話で、人は、ホッとしたり、癒されたり、心が満たされます。イキイキとした会話は笑顔を作ります。楽しく会話をすることで、幸せな気持ちになります。居心地がよくなります。
会話の大切なはたらき
働き方改革が職場で最大のテーマの今、「仕事は効率的に」「生産性第一」なのに「なぜ世間話なんかしなきゃならないの?」「さっさと本題に入った方が効率的でしょ?」そんな声が聞こえてきそうです。
でもお互い生身の人間。そして人間は感情の生き物。相手との関係ができていないと有益な話には発展しにくいのが現実です。良好な人間関係を作ることができるのか、気まずい関係になってしまうのか、そのような人と人との関係を作るのは会話です。
例えば、毎日職場のエレベーターで顔を合わせる人だけれど、一度も話をしたことがない人と「人間関係がある」とは言えません。むしろ二人きりのエレベーターで無言なままだと、気まずい気持ちになるはず。
一度でも「おはようございます。いい天気ですね」「ほんと!今日は気持ちがいいですよね」そんな些細な言葉を交わすことで、人間関係が始まります。
人間は誰でも、深層心理では相手と良好な関係を築きたいという願望がありますが、同時に相手に対する警戒心もあります。なぜならば、地球上でもっとも弱小な「人間」がサバイバルするためには、仲間を作ることが必須だった反面、相手が敵か味方か最初にきちんと見分ける必要があったからです。
誰でも相手が自分の友達や親しい間柄(=仲間)なら楽しく会話ができます。でも相手と初対面だったり、気まずい状態の時にこそ、どうその状況を突破していくか、そこが腕の見せ所。つまり大切なヒューマンスキルの一つです。
会話力をつけるとどうなれるか?
- 好印象を与える
- 他人から好かれる
- 情報が集まる
- 運がよくなる
- 仕事の成果が上がる
順番に説明すると
1.好印象を与える
好印象を与えるということは、ざっくり言えば「この人はいい人」だと思われるということ。そして、好印象は信頼につながりやすくなります。つまり、自分の言いたいことが受け入れてもらいやすくなるわけです。
2.他人から好かれる
人から好かれるということは、「この人と話していると気分がよくなる」「もっと近づきたい」「仲良くなりたい」「もっと話がしたい」と思われます。
3.情報が集まる
話がしたいと思われれば、当然会話の量が増えます。情報もそれだけ集まりやすくなります。仕事の情報、日常生活でのちょっとした情報まで耳に入ってきます。
例えば、話しかけにくいと「あの人に伝えるのは後でいいかな」「自分が言わなくても誰かが伝えてくれている」そう思われれば情報が回ってきません。
上司の立場にある人ならば、最低限の報告しか入ってこなくなることにつながります。話すといつも不快になる、不機嫌で話しかけにくい上司に対して、部下は「報告は後にしよう・・・」。そう思っているうちにしそびれる。報告が遅れる、報告漏れが起きる。そして叱られる。さらに気まずい関係になります。
4.運がよくなる
運のいい人と悪い人、どこが違うか?
それは人間関係です。なぜならば、運を運んでくるのは人だからです。運がいい人とは、幸運を運んでくれる人をいっぱい持っている人です。なんで運んで来てくれるかと言うと、その人と話していると気持ちいいから、どんどんしゃべっちゃう。しゃべっている間に新しい情報もアイデアも人脈も運んでくれる。その積み重ねが運の良さにつながります。運は天から降ってくるのではなく、人からもたらされます。
5.仕事の成果が上がる
仕事ができる人とは、人脈や情報のネットワークを広く持てっている人です。本当のアイデアマンとは、アイデアをいっぱい思いつく人ではなくて、勝手にアイデアが集まる人。いつの間にか、他の人が自分のところにアイデアをもたらしてくれる人です。
加えて、視野も広く持てるようになります。他人の意見を聞く機会が増えれば相手の価値観に触れ、新しい刺激になります。そして、考える力もつきます。相手の言葉を吟味したり、相手の意図を察することで考えるようになるからです。そんな機会をたくさん持てれば、思考力がつき、他人の気持ちへの共感力も高まります。
まとめ
心地よく会話ができる人とは話しやすい → 人が周りにたくさん集まる → 協力者も増える → 情報が集まる → アイデアも集まる → 運がよくなる → 仕事の成果につながる → お金にもつながる
質量ともに充実した人間関係や仕事、そしてお金が集まれば、幸せに近づきませんか?